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【ケンタッキーダービー】坂井瑠星「悔しいのひと言」フォーエバーヤング何度も接触しながら根性の3着

2024年05月06日 06:30

フォーエバーヤング(右)はいとこにあたるシエラレオーネと何度も接触しながら前に迫った

◆第150回ケンタッキーダービー・G1(5月4日、米国チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)

 米3冠初戦の第150回ケンタッキーダービーは5日(現地時間4日)、チャーチルダウンズ競馬場で争われ、フォーエバーヤングが、勝ったミスティックダン、2着シエラレオーネの米国調教馬2頭との激闘の末、日本調教馬最高の3着に入った。坂井瑠星騎手(26)と矢作芳人調教師(63)=栗東=の師弟コンビ、藤田晋オーナー(50)にとって、5戦無敗だったリアルスティール産駒の悔しい初黒星でも、今後につながる走りだった。

 世界一の扉に手をかけた。猛然と直線に入ったフォーエバーヤング。泥まみれになりながら、外のシエラレオーネと体をぶつけ合いながら、一心不乱に先頭を追った。15万7000人近い観衆からの大歓声。全力を振り絞ったが、最後にわずかだけ前に出られた。抜け出していたミスティックダンから鼻+鼻差の3着。あと一歩だった。

 出遅れ、想定より後ろの位置。3角から終始外を回ってのロングスパートだった。楽な形ではないなか、日本馬の最高着順を更新。それでも矢作調教師は「ただひと言、悔しいです。あそこまでいったので勝ちたかったです」と言葉を詰まらせた。弟子の坂井も、ほぼ一言一句たがわず「悔しいのひと言です。あそこまでいけたなら勝ちたかったです」と唇をかんだ。

 3戦目の全日本2歳優駿から、はっきりとケンタッキーダービーを見据えてきた。3冠初戦当日の現地は日本とは比にならない大観衆。坂井は「意識的にお客さんに近付けて、そういうのにも慣れさせた」と手を打った。フォーエバーヤングの“カメラ目線”は、ただのファンサービスではない。自厩舎のコンティノアールが出走取消になった昨年、スタンドで独特の熱狂ぶりを味わったからこその対策だった。

 矢作師にとって、坂井との世界挑戦は「デビューする前から、お互いの夢というより、目標だった」。デビュー2年目から豪州で1年間の武者修行をさせたのも、ステップのひとつ。「(藤田晋)オーナーにも『頼もしいですよね、英語もできて』と言ってもらえる」と、すでに海外重賞4勝の弟子の成長を認めている。

 藤田オーナーは、フォーエバーヤングを帰国させると明言。敗れはしたが、日本競馬にとって確かな進歩となった。「世界一の馬になれるように一緒に歩んでいきたい」と矢作師。フォーエバーヤング、そして師弟の挑戦は終わらない。

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