低評価を覆して皐月賞を制したノーリーズン=2002年4月14日
02年の皐月賞馬ノーリーズンが7日、福島県南相馬市の鹿頭ステーブルで死んだ。25歳だった。公益財団法人
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが8日に発表した。
栗東・池江泰郎厩舎(解散)から02年1月の京都でデビュー。4戦目で迎えた皐月賞は15番人気と低評価だったが、B・ドイル騎手を背に激走。タニノギムレットなどを退け、単勝115・9倍で大波乱を演出した。その後は1番人気に推された菊花賞でスタート直後に落馬するなど勝利がないまま引退した。
現在の所有者である鹿頭芳光氏は「人気ゲームの『ウマ娘』に選んでいただいたり、ファンの方から『生牧草バンク』を通じて牧草を送っていただいたり、多くの方々に支えられてここまで来ました。この場をお借りして感謝申し上げます」とコメントした。