バレットを務める姉みなみさん(写真中央)からターフィー人形を受け取った永島まなみ(左から2人目)
6日の小倉3Rで伏兵の9番人気
ヨシノヤッタルデーを勝利に導き、永島まなみ騎手(21)=栗東・高橋康=がJRA通算100勝(うち重賞1勝)を達成。女性騎手では、藤田菜七子に続き2人目となった。道中は好位の内を追走。直線に向くと、ラチ沿いを力強くグングン伸びて、差し切り勝ちを決めた。
レース後、
バレット(騎手の用具など身の回りの世話をするスタッフ)である姉のみなみさんよりターフィー人形を贈呈されたまなみは「デビューからたくさんの人にサポートしていただいたおかげです」と周囲に感謝。「特別意識はしていなかったのですが、周りから声を掛けていただいていたので、早く達成したいと思っていました。初騎乗の場所で達成できてうれしく思いますし、もっと勝てるように頑張りたいです。重賞は勝たせてもらいましたが、まだ技術不足と思う部分も多いので、精進したいと思います」と気持ちを新たにした。
師匠の高橋康師は「たくさんの方々に応援していただき、乗せていただき、そして頑張った馬がいて、ありがたいのひと言です。彼女は素直で努力家。最初から探究心があって、負けず嫌いです。ずっと変わらずで、そこがいい方向に出ているのかなと思います。彼女自身、勝負師。向上心を持ってやっている以上応援しますし、まだやってくれるのではと思っています」と今後のさらなる飛躍を期待していた。