16日、中山競馬場で行われた中山牝馬S(4歳上牝、GIII・芝1800m)は、柴山雄一騎手騎乗の6番人気
ヤマニンメルベイユ(牝6、美浦・栗田博憲厩舎)が、道中2番手追走から直線で抜け出すと、大外から猛追した13番人気
マイネカンナを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分48秒4(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には3番人気
キストゥヘヴンが入った。1番人気の
ニシノマナムスメは4着。
勝った
ヤマニンメルベイユは、父メジロマックイーン、母がJRA2勝の
ヤマニンアリーナ(その父サンデーサイレンス)。半弟に今年のきさらぎ賞(GIII)3着の
ヤマニンキングリー(牡3、栗東・河内洋厩舎、父アグネスデジタル)がいる。
05年5月にデビューし、2戦目で初勝利。その後も中距離戦で勝ち星を重ね、06年天の川S(1600万下)を勝ってオープン入りした。昇級後は昨年の中山牝馬S(GIII)、福島牝馬S(GIII)、福島記念(GIII)でいずれも3着に入るなど活躍。前走の白富士S(OP)でも14番人気ながら3着に好走していた。通算成績22戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の柴山雄一騎手は昨年のセントライト記念(GII、
ロックドゥカンブ)以来のJRA重賞制覇で、通算6勝目。管理する栗田博憲調教師は99年函館スプリントS(GIII、
シンコウフォレスト)以来となるJRA重賞制覇で、通算では19勝目となった。
なお、メジロマックイーン産駒のJRA重賞制覇は、98年クイーンC(GIII)の
エイダイクイン、01年フラワーC(GIII)の
タイムフェアレディに続き7年ぶり3勝目。全て牝馬の勝利となる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。