「キーンランドC・G3」(25日、札幌)
約1カ月後に迫った秋のス
プリント王決定戦へ向けて、北都に快速馬が集う一戦。主役は、重賞4勝を誇る
ナムラクレアだ。高松宮記念2着後、十分な充電期間を経て、ここが始動戦となるが、休み明けを感じさせない動きを見せている。データからのイチ推しも、この5歳牝馬。悲願のG1タイトル奪取のためにも、ここで足踏みは許されない。
▼傾向(過去10年)
サマーシリーズ創設に伴い、06年に1000万特別から重賞に昇格。13年は函館で行われた。
▼人気
1番人気〈3・2・1・4〉
2番人気〈1・4・1・4〉
3番人気〈2・0・2・6〉
4番人気〈0・1・1・8〉
5番人気〈1・0・2・7〉
▼
ステップ 函館SS〈3・2・3・27〉
ヴィクトリアM
〈1・1・0・1〉
葵S〈1・1・0・1〉
アイビスSD
〈1・0・1・12〉
NHKマイルC
〈1・0・0・4〉
OP競走〈2・3・2・55〉
準OP〈1・2・0・3〉
勝ち馬9頭が芝1200メートル戦かマイルG1から参戦。同7頭が中7週以上と間隔をあけて臨んでいた。
▼前走内容
勝ち馬全頭が1桁着順かつ、負けても0秒8差以内だった。また、同7頭が6番人気以内。
▼性齢
3歳馬〈2・3・0・18〉
4歳馬〈4・4・4・22〉
5歳馬〈3・2・3・35〉
6歳馬〈0・1・1・23〉
7歳以上〈1・0・2・26〉
3〜5歳馬が中心。牝馬は〈7・5・5・42〉と大活躍。
▼距離実績
勝ち馬8頭に芝千二重賞で3着以内があった。
▼決め手
逃 げ〈1・2・2・5〉
先 行〈2・3・3・31〉
差 し〈6・3・4・40〉
追 込〈1・2・1・48〉
勝ち馬全頭が前走の4角(直線競馬出走馬は残り3F地点)を2〜7番手で通過するか、最速上がりをマークしていた。
▼注目馬 全項目クリアは
サトノレーヴ、
ナムラクレア、
ビッグシーザーの3頭だが、牝馬が強いデータから
ナムラクレアを推奨。連覇へ向けて視界は良好だ。(記録室)
〈1週前診断〉浜中を背に函館芝で5F69秒6-39秒0-11秒9(G前強め)を記録。キビキビと素軽いフットワークで軽快に駆けた。ゴール前で気合をつけられるとグンとひと伸びを見せた。栗東でも入念に乗り込まれており、仕上がりは上々だ。