4日、京都競馬場で行われた春の古馬頂上決戦・第137回天皇賞・春(4歳上、GI・芝3200m)は、岩田康誠騎手騎乗の3番人気アドマイヤジュピタ(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、スタートで立ち遅れ、道中は中団の後方を追走。2周目3角あたりから徐々にポジションを上げると、直線に向いて鋭く抜け出し、内から猛追した2番人気メイショウサムソンをアタマ差抑えて優勝した。勝ちタイムは3分15秒1(良)。1番人気の
アサクサキングスは好位4番手から早めに進出したが、さらに2.1/2馬身差の3着に敗れた。

レース映像
勝った
アドマイヤジュピタは、父フレンチデピュティ、母はJRA2勝の{horse=1995107865:ジェイズジュエリー(その父リアルシャダイ)という血統。伯母にプロモーション(クイーンS-GIII)、従弟にアドマイヤメイン(青葉賞-GII、毎日杯-GIII)がいる。03年セレクトセール当歳にて4100万円(税抜)で落札されている。
05年11月にデビューし、3戦目で初勝利。昨年は約1年4か月の休み明けとなった7月の500万下(新潟・芝1800m)をプラス40kgの馬体重で快勝し、秋には格上挑戦のアルゼンチン共和国杯(GII)で重賞初制覇を飾った。今年初戦の日経新春杯(GII)は1番人気で4着に敗れたが、前走の阪神大賞典(GII)で重賞2勝目をマーク。今回が初のGI出走だった。通算成績13戦7勝(重賞3勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。