藤岡佑を背に栗東坂路を力強く駆け上がるペプチドナイル(手前)=撮影・石井剣太郎
「フェブラリーS・G1」(23日、東京)
史上3頭目の連覇を目指す
ペプチドナイルが栗東坂路で順調な仕上がりをアピールした。G1初挑戦だった昨年は11番人気の低評価を覆しての勝利。余裕のあるローテで臨む今回、主戦の藤岡佑は「変わらずいい雰囲気」と手応えを示した。藤岡佑を背に、栗東坂路で
ヴェーヌドール(3歳1勝クラス)と併せ馬。1週前追い切りとは違い、ブリンカーを外した追い切りだったが、ラストをしっかりと追われ、4F54秒3-39秒1-11秒8をマークした。跳びが大きく、さすがG1馬と思わせる力強さだ。
◆藤岡佑介騎手
-前走を振り返って。
「臨戦過程も良かったので結果に関しては悔しかった」
-中間の雰囲気は。
「2週前までは少し休み明けっぽい感じだったが、先週ブリンカーを着けて追い切って、手応え良くうなっていく感じ。全体的に状態が上がってきた。いつもブリンカーを着けるとピリッとして気が入る」
-最終追い切りについて。
「ブリンカーをしないで併せ馬。しない分、促さないと動いていかない感じになるので、それを利用してしっかりと追ってほしい、ということだった。全体が55秒ぐらいで、しまい11秒台のイメージ。オーダー通りだったと思う」
-昨年と比較して。
「臨戦過程が違うし、追い切り
スタイルも違うけど、変わらずいい雰囲気」
-昨年は初の東京マイルでV。
「結果も出ていますし、左回りのワンターン千六はいい条件」
-その昨年はハイペースのなか抜け出した。今年、描くのは。
「枠順によります。ある程度いいペースで流れてくれた方がこの馬の良さが出る。G1出走経験が少ない馬が上位人気になりそう。いいレベルで走ってきた
ナイルの強みを生かせればいいなと思います」
-今回で7戦連続のコンビ。抱負を。
「昨年G1をともに戦ってきましたし、一つは勝てましたが、そのあと勝ち切れないレースが続いたので、何とか一緒に勝ちたい」