横山典弘を背にCウッドをヒルノショパン(右)と併せ馬で追い切るマテンロウバローズ
重賞級の脚力を示した。デビュー2連勝中の
マテンロウバローズは先週に続いてCWコースで横山典を背に併せ馬。
ヒルノショパン(6歳3勝クラス)を2馬身ほど追走し、直線では内から気合をつけられて6F84秒3〜1F11秒4で1馬身先着した。昆師は「体調を整える程度。(成長途上で)なかなか攻められないけど、順調にきている」と納得の口ぶりだ。
5日の1週前追いについては「想像していないぐらい動けていた」と評価。6F82秒4〜1F11秒2をマークし、
マテンロウアレス(7歳3勝クラス)に半馬身遅れも食い下がった。「併せた相手も攻め馬で走る。進化しているのかな」と上昇度に目を細めた。
同厩の半兄
マテンロウオリオンはデビュー3戦目の22年シンザン記念でタイトルを獲得。NHKマイルC2着に力走した。「
オリオンとは体つきが違うし、距離は持つと思っている」とマイルからの1F延長を不安視していない。「乗りやすいし、勝負根性がある。前回は逃げ馬が残る展開だったけど、勝ち切ってくれた。欠点が少ない馬」とレースぶりを称えた。兄に続く重賞Vへ。08年にディープスカイでダービーを制した指揮官はさらなる高みを見据えた。