きさらぎ賞を制したサトノシャイニング(今年2月撮影、ユーザー提供:KTomokiさん)
里見治オーナーが
サトノシャイニング(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)で皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)の初制覇を狙う。
主に里見治オーナーが利用している「サトノ」の冠名からは、多くの名馬が出ている。JRA・GIは
サトノダイヤモンドの16年の菊花賞、有馬記念など6勝。先月の高松宮記念を
サトノレーヴが制し、オーナーにGIタイトルを届けたのは記憶に新しい。ただ、皐月賞に限ると15年には
サトノクラウン、16年には
サトノダイヤモンドがともに1番人気、20年には
サトノフラッグが2番人気に支持されたものの、それぞれ6着、3着、5着と涙を飲んでいる。
今年の皐月賞には
サトノシャイニングがエントリーしている。ここまで3戦2勝の
キズナ産駒で、24年9月に中京でデビュー勝ち。続く東京スポーツ杯2歳Sは2着だったが、勝ち馬は後にホープフルSを制する
クロワデュノール。その後は休養を挟み、始動戦となった2月のきさらぎ賞を快勝して、ここ目標に調整されてきた。今回は初のGIタイトルを狙うとともに、これまでに唯一先着を許している2歳王者
クロワデュノールへのリベンジを期す一戦。オーナーに皐月賞初制覇を届けるとともに、世代の頂点に駆け上がってほしい。