3頭併せで最先着を決めたマスカレードボール(撮影・持木克友)
「皐月賞・G1」(20日、中山)
1冠奪取へ、視界良好だ。デビューから無傷3連勝で
ホープフルSを制した
クロワデュノールが16日、北村友を背に最終デモ。栗東CWで併せ馬を行い、今にもはじけそうなパワフルな動きで併入した。1強ムードが漂うなか、逆転を狙うラ
イバルたちも好調をアピール。きさらぎ賞覇者の
サトノシャイニングは栗東坂路を軽快に登坂。共同通信杯を制した
マスカレードボールも、美浦坂路で僚馬を突き放す抜群の動きを見せた。
共同通信杯覇者の
マスカレードボールは、嶋田(レースは横山武)を背に美浦坂路で3頭併せ。馬なりで4F53秒1-38秒6-12秒2を計時し、
コンテソレーラ(4歳1勝クラス)に1馬身、
シャドウヴァイス(3歳未勝利)には3馬身半差をつけて堂々の最先着を決めた。手塚久師は「前走との比較を見たかったので、(前走と同じく)坂路で。軽やかな動きだったね」と前走時以上の手応えをつかんでいた。
会見に臨んだ横山武は「左回りの広いコースに良績が集中している、分かりやすい馬。中山は合わないかなと思う」とやや慎重なトーン。とはいえ、2年前は
ソールオリエンスで同じ厩舎&勝負服で勝っている。「相性はいいと思います。また同じ景色を見られたら」と再現Vを意識していた。