地方競馬に所属する牝馬たちの熱い戦いが近づいている。それが「第63回報知杯しらさぎ賞」。今年は4月23日、浦和競馬のダート1400メートルを舞台に行われる。1962年の創設後、2007年に牝馬限定重賞となってからも、連覇した馬はゼロ。昨年の覇者、
ツーシャドーが史上初の偉業に挑む。
昨年のこのレースで重賞初制覇を飾ったあと、〈2〉〈9〉〈13〉〈14〉着。苦しい戦いが続く
ツーシャドーだが、11頭中5頭を送り込む地元・浦和勢の代表格であることは間違いない。近3走は、3走前のトパーズ賞、前走の東京シンデレラマイルが大井、2走前のスパー
キングマイラーズチャレンジは川崎とすべて遠征競馬だった。特に前走は
スピーディキックや、JRAからの転入馬など強豪相手。先手はとったが、常にマークされる展開も響いた。
だが、浦和では【7・2・0・0】とオール連対。昨年は3番手から前を射程に入れ、直線で脚を伸ばす危なげない内容での2馬身差V。当時、11連勝と波に乗っていた
ジゼルや、元JRAオープンの
サダムスキャットなどをねじ伏せた。
今回は前走から4か月の間隔を空け、乗り込まれてきた。「57キロがどうかだが、気合は乗ってきた」と小沢宏次調教師。厳しい57キロだが、12年
クラーベセクレタ、15年
ノットオーソリティ、16年
ララベル、21年
ダノンレジーナが制し、14年
レッドクラウディアは58キロで勝っている。復活Vなるか注目だ。