栗東坂路できっちりと先着したサンライズアース(手前)=撮影・西田忠信
「天皇賞(春)・G1」(5月4日、京都)
少なくとも、6馬身差で圧勝した前走の反動はなさそうだ。阪神大賞典で重賞初制覇を成し遂げた
サンライズアースは23日、池添を背に栗東坂路で併せ馬。先行する
マスターライセンス(3歳未勝利)をゴール前できっちりと抜き去り、1馬身先着でフィニッシュした。
「阪神大賞典と同じように、1週前は坂路で。体の使い方なんかが良かったですし、大賞典と同じような感じ。順調ですね」と池添は笑みを浮かべる。4F53秒9-39秒2-12秒5という時計も、馬場の悪い時間帯だったことを考えれば合格点をつけられる。石坂師も「まだ幼いところはありますが、徐々にメンタルも良くなっています」と成長を口にした。
前走から距離はさらに1F延びるが、主戦は「スタミナ面に関して不安はないです。底を見せていませんし、楽しみ」と期待を隠さない。新星ステイヤーが一気に頂点まで駆け上がる。