◆第171回天皇賞・春・G1(5月4日、京都・芝3200メートル)
第171回天皇賞・春・G1(4日、京都)の出走馬15頭が1日、決まった。
プラダリア陣営は06年に勝った父ディープインパクトと同じ7番枠を歓迎した。馬券はインターネットで2日18時半から発売される。
文字通りの“ラッキー7”だ。
プラダリアは、1938年に行われた第2回以降で9勝を挙げる7番枠をゲットした。馬番別で勝利数は3位、連対率は22.5%でトップという吉兆枠。2006年には、父ディープインパクトがこの枠番から3馬身半差で完勝している。
池添調教師は「奇数、偶数は問題ないし、並びもいいですね」と、淡々とした口調の中にも安どを感じさせた。「内に2頭行きたい馬がいるので、スタートが五分に切れたら、(その後ろで)うまく内に潜り込めれば」。
ジャンカズマ、
サンライズアースの先行勢を見ながら運ぶイメージができている。
この日は引き運動。追い切った後も馬体重は減らず、順調に進められている。菊花賞の出走経験はあるものの、3200メートルは未経験。しかしトレーナーは「人気もしていないし、この距離は使ったことがないけど、試してみてどうなるか」と一発をもくろむ。6歳でのG1初勝利、そして父子制覇に向けて、機運が高まってきた。(水納 愛美)