NHKマイル2025に出走予定のアドマイヤズーム(c)netkeiba
今年のNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)は
アドマイヤズーム(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が主役と目されているが、果たして本命決着となるのか。それとも伏兵の一発があるのか。近10年の傾向をチェックしてみたい。
まずは人気別成績だ。1番人気は【1-2-1-6】の勝率10%、複勝率40%。最後の勝利は16年の
メジャーエンブレムで、目下8連敗中となっている。一方、2番人気は【4-2-1-3】の勝率40%、複勝率70%と優秀だ。ちなみに前走がGIだった2番人気に限ると【3-1-0-0】の超好成績となるので要チェックだ。
続いては脚質別の成績だ。こちらは年によりけりという感じで、17年や20年のような前有利の年もあれば、22年や23年のような差し決着の年もある。決め付けるのは危険だ。あえて注目点を挙げるなら、前走で上がり3F最速をマークした馬が【0-3-3-21】と勝ち切れていない点か。とはいえ、人気薄の好走は多く、割り引く必要はない。
最後に枠順だが、勝ち馬10頭中8頭が6〜8枠なので、やや外枠優勢といえる。ただ、2着を見ると、1〜3枠が4頭、7〜8枠が3頭なので、ほぼフラット。こちらも脚質同様、当日の傾向チェックを怠らないようにしたい。