ケンタッキーダービーで12着だったルクソールカフェ(撮影・平松さとし)
米国のクラシック3冠初戦「第151回ケンタッキーダービー」が3日(日本時間4日早朝)、ケンタッキー州ルイビルの
チャーチルダウンズ競馬場(ダート2000メートル、19頭)で行われた。日本から遠征した
ルクソールカフェ(牡=堀)は12着、
アドマイヤデイトナ(牡=加藤征)は19着に敗れた。勝ったのは地元米国の
ソヴリンティだった。
“逆境”をはねのけることはできなかった。この日は大雨の影響でコースに水が浮く不良馬場。
ルクソールカフェはスタートで遅れるもすかさず中団インを確保。4角からポジションを上げていったが、直線は伸びを欠いた。モレイラは「パドックから返し馬までの馬の雰囲気はとても良かった。ただ、競馬場の音響など、慣れない環境で馬の集中が途切れてしまいスタートのタイミングが合わなかった。経験したことない馬場でキック
バックも受け、最後の直線はベストな脚を使うことができなかった」と振り返った。
アドマイヤデイトナは流れに乗って先団追走。しかし、向正面から促されると、3角からズルズルと後退した。ルメールは「いいスタートでポジションを取れたが、このような馬場は合いませんでした。滑って、ペースについていくことができませんでした」。加藤征師は「先行した馬には厳しい流れになってしまった」と悔しさをにじませた。