見せ場をつくれず完敗したルクソールカフェ(撮影・平松さとし)
「ケンタッキーダービー・米G1」(3日、
チャーチルダウンズ)
今年も米国の高い壁を乗り越えることはできなかった。
破竹の4連勝を飾り、勢いを持って海を渡った
ルクソールカフェ。日本のオッズでは2番人気の支持を受けるも、発馬がひと息で序盤から苦しい位置取り。懸命に食らいつこうとしたが、最後まで“らしさ”を見せることができず12着に沈んだ。モレイラは「慣れない環境で馬の集中力が途切れてしまい、スタートのタイミングが合いませんでした。経験したことのない馬場でキック
バックも受け、最後の直線はベストの脚を使うことができなかった」と悔しそうに振り返った。
また、UAEダービー覇者
アドマイヤデイトナは好位でレースを進めるも、勝負どころからついて行くことができず最下位19着に終わった。ルメールは「このような馬場は合いませんでした。向正面までは良かったけど、滑ってペースについて行くことができませんでした」と敗因を語った。
水が浮く不良馬場で行われた激闘を制したのは3番人気
ソヴリンティ。道中は後方でじっくりと脚をため、3角から大外を進出。直線で力強く脚を伸ばすと、先に抜け出した1番人気
ジャーナリズムを並ぶ間もなく抜き去り、栄冠を手にした。