レースを制したパンジャタワー(左)。手前右は2着のマジックサンズ
「NHKマイルC・G1」(11日、東京)
4角16番手から内をさばいて鋭く伸びてきた
マジックサンズだったが、頭差届かなかった。武豊は「少し
テンションの高い馬なので、馬込みに入れる形は避けた方がいいとあの位置。狙った競馬はできた。最後はしっかり伸びて、あともう少しだったんですが…」と悔しそうに振り返った。
須貝師が顔をしかめるのも珍しい。「勝ちたかったなあ。ユタカちゃんは本当によく上がってきてくれたよ。よくあの進路を選んでくれた。もうちょっとやったね。勝ち馬を褒めるしかない」。皐月賞で味のある競馬を見せ、ダービーでもと期待されたところでの路線選択。適性を見極め、ばっちりハマったかという内容だっただけにやはり悔しい。
賞金的にはダービーも出走安全圏だが、気持ちは秋へ。「もう秋やな。マイルのG1を狙いたい。
アルテヴェローチェと2頭とも牧場に戻して秋に備えます」と指揮官。この悔しさはきっと、マイルCSで晴らす。