初入厩した名牝アーモンドアイの2番子プロメサアルムンドを優しくなでる国枝師(右)
名牝の息子たちが初めてトレセンの地を踏んだ。G1・9勝馬
アーモンドアイの2番子で、
モーリス産駒の
プロメサアルムンド(牡2歳、美浦・国枝)と、G1・6勝の名牝
グランアレグリアの初子で、
エピファネイア産駒の
グランマエストロ(牡2歳、美浦・木村)が牧場から同じ馬運車に乗って美浦に初入厩した。
スペイン語で「世界への約束」を意味する
プロメサアルムンドと対面した国枝師は「いい馬だよね。兄より
バランスが取れている。みんなにやいのやいのと写真を撮られても動じていなかった。小さい頃からいい教育を受けていたんだろう。パッと見は必ずしも短いところっていう馬じゃないね」と笑みを浮かべる。今後は環境に慣らしつつ、ゲート試験合格を目指す。「この落ち着きならすぐ受かると思う。デビューは母と同じように新潟あたりになるかな」と目を細めていた。
また、左前膝骨折で休養している長男
アロンズロッドについては「無事に手術を終えている。初勝利の勝ち方がすごかったし、秋から一段上げて競馬をできれば」と、復帰後の快進撃をイメージしていた。
スペイン語で「巨匠」を意味する
グランマエストロと対面した木村師は「まずは無事に来られて安心しています。到着後も草を食べて落ち着いているので良かった。この後は健康状態を見ながら進めていきます」と安堵(あんど)する。派手めな尾花栗毛の馬体に、「見た目がきれいな馬なので、そこに内容が伴うように、恥ずかしくないように頑張っていきたいですね」と決意を伝えた。