東京競馬場で25日に行われた「第86回オークス」は、4番人気の
カムニャック(牝3歳、栗東・友道)が大外から豪快に差し切ってG1初制覇を飾った。鞍上の短期免許で来日中のA・シュタルケ騎手(51)もJRA・G1初制覇で、51歳4カ月22日での勝利はオークス史上最年長Vとなった。
全レース終了後にパドックでのトークショーに参加したシュタルケ騎手を待ち構えていたのが、メインレースのプレ
ゼンターを務めた
ロングバケーション(96年)など数々の人気ドラマに出演していた女優の山口智子(60)だ。本日のヒーローが登場するやいなや、語学堪能な山口が通訳をかって出ようとする一幕も。大女優の心遣いに、会場のファンは大いに沸いた。
競馬初観戦の山口はレースに感動し、「どうやって馬と心を通わせるんですか?」と質問。シュタルケ騎手も「人馬一体!興奮しやすい馬はコミュニケーションを取ることが大事。手から伝わることもある」と回答。続けて山口が「馬とのコミュニケーションってどうするんですか?」と別の疑問を投げかけると、樫の女王の座を手にした名手からは「僕は話しかけたりはしない、手でコミュニケーションを取って落ち着かせている。女の子の馬に関しては、もっとしていかないといけないかな」と丁寧に説明してもらい、「やっぱりタッチですね」と、馬好きの山口は満足そうにしていた。