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【日本ダービー】今年上半期G1・4勝の“キーマン”ノーザンファーム天栄・木實谷場長に直撃 期待の2頭手応えは

2025年05月26日 06:00

 木實谷雄太ノーザンファーム天栄場長

 「日本ダービー・G1」(6月1日、東京)

 いよいよダービーウイークに突入。2022年に生産された7950頭の頂点に立つのは果たしてどの馬か。今年上半期でG1・4勝と絶好調の福島県・ノーザンファーム天栄は、デビューから無傷3連勝中のファンダム、ダービー親子3代制覇が懸かるカラマティアノスを送り込む。そこで“キーマン”木實谷雄太場長(44)に直撃。その手応えは-。

  ◇  ◇

 -今年上半期でG1・4勝。ここまでを振り返って。

 「馬たちの頑張りはもちろん、各馬の関係者の皆さまに感謝しています。そのなかで、着差の際どいレースもあり、それは牧場スタッフだったり、厩舎スタッフの取り組みで勝ち切れたものだと思いますので、本当にうれしいです」

 -いよいよダービー。ファンダムの毎日杯後の状態については。

 「毎日杯の後はこれまでにないくらい、順調に調整を進められています。新馬戦やジュニアCの後は多少なりとも疲れが表に出ることがあったのですが、今回はレース後もすぐにリカバリーできて、心身ともに一段階成長したなと実感しています」

 -デビュー前の印象は?

 「正直なところ、デビュー前は歩様も少し硬くて疲れもたまりやすいタイプだと感じていました。それが今では毎日杯の後も反動がなく、本当に驚かされています。この短期間で良くなってくれたのは頼もしいですね」

 -普段の様子は。

 「普段から扱いやすく、調教もしやすいタイプです」

 -デビュー後から無傷の3連勝で重賞制覇。

 「牧場にいる時は出だしの歩様に少し硬さを感じさせる馬でしたが、ひとたび競馬に行ったら見違えるような伸びやかなフットワークを披露してくれる。レースでは毎回、想像以上のパフォーマンスを見せてくれます」

 -前走の毎日杯を振り返って。

 「ジュニアCの内容を見て、皐月賞トライアルを使いたい気持ちはありました。ただ、レース後に反動が出てしまい、大事を取って見送りました。幸い順調な回復過程をたどり、毎日杯ではいい状態で出走することができたと思います」

 -それまで先行していたが毎日杯では後方一気の形だった。

 「スタートもいい馬ですし、デビューからの2戦も、しまいの脚もしっかりしていたので期待通りの走りでした」

 -NHKマイルCといった選択肢もあるなかでダービー挑戦を決断。その経緯は。

 「毎日杯のレース内容、そしてその後の回復度合いといった状況を踏まえた上で、辻先生と話し合い、オーナーサイドにもご理解をいただいて、ダービーに臨むことが決まりました」

 -ダービーに向けて牧場ではどんな部分を意識して調整をしてきたか。

 「やはり距離が延びることを踏まえて調整を進めてきました。具体的に言えば周回コースで同じリズムを保って長く走れるように、といった工夫ですね。体つきの面では、まだ目立った変化はないのですが、これからまだ成長の余地がある馬。レース後の反動もなくなり、コンスタントに乗り込めるようになれば、それに伴い体も変化していくと思っています」

 -北村宏司騎手が全3戦で騎乗している。

 「北村(宏)騎手は牧場にも乗りに来ていましたし、トレセンでも継続して乗ってもらっています。その取り組みがつながり、牧場、厩舎、ジョッキーが一体となってダービーに臨めればと期待しています」

 -いよいよ1週間後はレース。期待のほどを。

 「まだ脚元なども固まっていない馬ですし、3歳春のこの時季に2400メートルを走るのは大変です。ダービーの舞台に立てること自体が、本当に特別なことですし、まずはとにかく無事にゴールして、また元気に戻ってきてくれることを願っています。その上で、彼の秘めた力を全力で発揮してほしいですね」

 -同じく天栄調整馬のカラマティアノスもダービーに出走する。

 「カラマティアノスは早くからクラシックを目標に進めてきた馬です。天栄で調整してダービーを勝った父レイデオロの血を引いていることにも、やはり特別な思いがあります」

 -カラマティアノスについてデビュー当時から成長を感じる部分は?

 「精神面での成長を感じますね。調教中の汗のかき方一つをとっても、イレ込んで汗をかくようなことが少なくなってきました」

 -レース本番での期待は?

 「共同通信杯で際どい競馬をした馬が皐月賞でも3着に好走したように、馬場や展開ひとつで十分チャンスはあると信じています」

 -17年には天栄調整馬のレイデオロがダービーを制覇。ダービーを使う上で大事にしていることは何か。

 「馬をいい状態でレースに出走させることが最も大事だと思っています。いい状態で使っていき、その延長線にダービーがあります。当然、2歳馬でしたら暮れのG1からローテを組むことが、クラシック路線に乗るような馬はダービーを逆算してローテーションを組むことも多いです。しかし何より大切にしているのは、その馬の競走生活を長期的に見ること。その積み重ねが、こうした大舞台で結果につながってくれればそれでいいと思っています」

 -最後に意気込みを。

 「ファンダムはまだまだ伸びしろのある馬ですし、カラマティアノスも心身ともに成長してきました。ダービーという大舞台で、彼らがどんな走りを見せてくれるのか、スタッフ一同、心から楽しみにしています」

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