◆オラヴィンリンナ(28日・竹村)

　オラヴィンリンナ(牝2歳、栗東・吉岡、父シルバーステート、母サイマー)がこの日、栗東Eコースでゲート練習を行った。スムーズに発馬を決め、100m付近から鋭く加速して13秒0-11秒5-13秒4のラップをマーク。力強いフットワークでスピード感十分の走りだった。半兄は重賞を3勝し、今年のフェブラリーSで2着したサンライズジパング。血統的にも先々まで楽しみな一頭だ。

◆ムーンリットアイル(28日・浜口)

　半兄に20年京王杯2歳S勝ちのモントライゼがいるムーンリットアイル(牝2歳、栗東・武英、父ミッキーアイル、母ムーングロウ)。走ることに前向きな点は兄とよく似ており、調整が進むにつれて動きが目立つようになってきた。この日は栗東坂路で併せ馬を行い、4F59秒1-13秒0(馬なり)で、同格の2歳新馬に先着。血統、性格面から早い時期から活躍しそうなタイプで、即戦力としてオススメしたい一頭だ。

◆アルガルヴェ(28日・石渡)

　昨年の有馬記念を勝ったレガレイラの半妹アルガルヴェ(牝2歳、美浦・木村、父インディチャンプ、母ロカ)がこの日、美浦坂路で4F59秒6-44秒0-13秒6(馬なり)を計時。柔らかみがあって軽やかなフットワークは好印象。注目の新種牡馬産駒でもあり、注目したい一頭だ。

◆アスクエジンバラ(28日・河西)

　アスクエジンバラ(牡2歳、栗東・福永、父リオンディーズ、母ハニートリップ)が、栗東CWで6F83秒9-11秒1(仕掛け)をマーク。躍動感のあるフォームで伸び、併走馬に余裕を持って先着した。近親にGI3勝馬ストレイトガールがいる血統。デビュー戦を楽しみに待ちたい。

◆カレイジャスビート(28日・安里)

　新馬戦の開幕となる2歳新馬(6月7日・阪神、芝1600m)で一番星を狙うカレイジャスビート(牡2歳、栗東・高野、父リアルスティール、母ティールグリーン)。「まだ緩くて俊敏な反応が出るまでに時間がかかりましたが、全体の時計は出ていますし、来週はまた反応も良くなってくると思います」と師の感触も悪くない。鞍上は川田騎手を予定。

◆サトノワーグナー(28日・石堂)

　18年フローラSを勝ったサトノワルキューレを母に持つサトノワーグナー(牡2歳、美浦・斎藤誠、父ロードカナロア)がこの日、美浦坂路で追い切りを消化。4F53秒7-39秒5-12秒6(馬なり)をマークした。バネを感じる好素材で、終始余力のある手応えで弾むような動きを披露。デビューに向けて調整は順調だ。

◆パープルガーネット(28日・澤田)

　2歳新馬(6月8日・東京、芝1400m)をルメールでデビュー予定のパープルガーネット(牝2歳、美浦・森一、父モーリス、母コーディエライト)。師は「牝馬としてはカイ食いが良くて、しっかり乗り込めています。姉のカルデライトよりも気性のコントロールが利いて、ケイコで力強さを感じます。ゲートはまずまずで、初戦から力を出せる仕上がりです」と自信をのぞかせる。460キロの均整の取れた好馬体の持ち主。まず勝ち負けに加わってくるのは間違いない。

◆「競馬新聞 デイリー馬三郎」は、JRA開催全場の馬柱を完全掲載＆全レース予想！最強の馬三郎取材陣40名超の予想がご覧いただけます。パソコン向けサービスで、在宅での競馬ライフにピッタリ！詳しくはこちらでご確認ください。
※リンク先はパソコン向けのページとなっております