豪快なアクションで栗東坂路を駆け上がるジャンタルマンタル(撮影・山口登)
「安田記念・G1」(8日、東京)
G1・3勝目を狙う
ジャンタルマンタルは4日、栗東坂路で単走。ゴール前で強めに追われると、半年ぶりを感じさせない豪快なフットワークで楽々と加速ラップを刻んだ。
タイムは4F53秒6-38秒7-11秒7。高野師は、同50秒1の自己ベストをマークした1週前追いを踏まえながら、「全く無理をせずにスッと体を使って、素晴らしい動き。また一段と良くなりました」と動きを絶賛した。3歳時と比べると、背中やトモの筋肉量が増加。「推進力を生むトップラインが良くなりました。NHKマイルCより動きも馬体もいい」と手応えを隠さなかった。
前走の香港遠征は順調さを欠いて13着に敗れたが、今回は半年ぶりでも予定通りの直行。「しっかりと立て直し、仕上がりも万全」と状態に胸を張った指揮官は、「今回は負けた後の戦い。勝つことが命題だと自分にプレッシャーをかけています」と強い決意を打ち明ける。国内のマイル戦では3戦負けなし。ここでラ
イバルを蹴散らし、最強マイラーを証明する。