「宝塚記念・G1」(15日、阪神)
上半期の総決算。飛び抜けた存在はいないものの、多士済々がドリームレースに集結。22万8950票でファン投票1位の支持を得た
ベラジオオペラが中心的存在だ。
前走の大阪杯では1分56秒2のコースレコードを刻み込んで連覇を達成。その後は早くからここを目標に定めて調整を続けてきた。1週前には上村師自らがまたがり、栗東CWで6F80秒4-35秒9-11秒0をマーク。「思い通りに来られている」と指揮官は満足そうにする。昨年の同レースは3着に敗れたが、苦手な道悪に加えて京都開催。今年は馬場状態のいい阪神に戻ってレース時期も前倒しと、G1V3へ多くの条件が好転する。
昨年の有馬記念覇者
レガレイラもV候補だ。半年ぶりの実戦となるが、1週前追いで感触を確かめた戸崎圭が「久しぶりというのを感じさせない動きでした」と話すように仕上がりは上々。ドリームレース連覇に向けて不安はなさそうだ。
菊花賞馬
アーバンシックも侮れない。今年の始動戦となった日経賞は単勝1・7倍の支持を裏切る3着だったが、敗因は渋った馬場と明確だ。3冠目で破った
ヘデントールが天皇賞・春を制すなど、能力はやはり現役トップクラス。仕切り直しのここで反撃に出る。
他では、本格化の兆しを見せている大阪杯2着の
ロードデルレイや、ドバイシーマCで3着だった
ドゥレッツァ、そしてドバイターフ5着の
メイショウタバルなども虎視たんたんと上位を狙う。