JRAは16日、25年度の顕彰者として、3月4日付で引退した音無秀孝元調教師(71)を選出したと発表した。
音無元調教師は「このような名誉ある賞は狙って頂けるものではなく、皆さまに応援していただき選んでいただけたことは、大変光栄です。これもひとえに馬主さんはじめ、ファンの皆さま、そして厩舎スタッフのおかげです。今後は管理した馬の子どもたちの活躍を楽しみにしながら、競馬界の発展に少しでも尽力していければと思います」と喜びのコメント。
JRA通算成績は8757戦996勝。ヴィクトリー、カンパニー、
ピクシーナイトなど、JRA重賞90勝(うちG1・14勝)という輝かしい成績を収め、10年にはJRA賞最多勝利調教師賞を受賞している。
顕彰者は、中央競馬の発展に特に貢献のあった元調教師または元騎手の功績をたたえるもので、調教師は3つの要件((1)中央競馬における通算勝利数がおおむね1000勝以上(2)管理馬がG1競走において延べ5勝以上(3)年間最多勝などで特に顕著な成績を記録)を満たした者から選定される。調教師で選出されたのは22年の藤沢和雄元調教師以来、12人目。