府中牝馬Sを制したセキトバイーストの鞍上でばっつボーズをする浜中俊(撮影・村上 大輔)
G3「府中牝馬S」は残り200メートルを過ぎて先頭に立った5番人気の
セキトバイースト(牝4=四位、父
デクラレーションオブウォー)が、そのまま押し切って1着。7回目の重賞挑戦で初制覇となった。鞍上の浜中俊(36)はシンザン記念(
リラエンブレム)以来今年2回目&通算59回目の重賞勝ち。管理する四位洋文師(52)は昨年の
シリウスS(
ハギノアレグリアス)以来5回目の重賞制覇となった。
2着に3番人気の
カナテープ、3着は2番人気の
ラヴァンダで3連単<12><7><14>は4万2620円(120番人気)。なお1番人気の
カニキュルは8着だった。
勝利へとエスコートした浜中は「直線は向かい風が強くてタフな条件だったが、この馬の精神力で走ってくれた」と笑顔を浮かべ、続けて「行く馬がいなければ先頭でもと思っていたけど、あくまでこの馬のリズムを優先した。(前走からコンビを組み)追ってからしぶとく伸びてくれるのは知っていたので」と振り返った。
▽府中牝馬S 今年から開催時期を6月に移行し、夏の阪神に定着していた
マーメイドSを引き継ぐ形でハンデ戦のG3に変更された