29日、函館競馬場で行われた第61回農林水産省賞典函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)は、中団追走から4コーナーでハナに立って押し切った佐々木大輔騎手騎乗の10番人気ヴェローチェエラ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)が、好位から脚を伸ばした6番人気ハヤテノフクノスケ(牡4、栗東・中村直也厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分57秒6(良)。

　さらにクビ差の3着に14番人気マイネルメモリー(牡5、栗東・宮徹厩舎)が入った。なお、1番人気ディマイザキッド(牡4、美浦・清水英克厩舎)は4着に、2番人気マコトヴェリーキー(牡5、栗東・上村洋行厩舎)は11着に、3番人気マイネルモーント(牡5、美浦・高木登厩舎)は12着に終わった。

　勝ったヴェローチェエラは、父リアルスティール、母イプスウィッチ、その父Danehill Dancerという血統。3連勝でオープン入り後は日経新春杯で4着、阪神大賞典で5着、大阪ーハンブルクCで6着と3連敗を喫していたが、人気を落としたここで巻き返し重賞初制覇を飾った。勝ちタイム1分57秒6(良)は、1988年8月21日にサッカーボーイがマークした1分57秒8(良)を0秒2更新するコースレコード。

【勝ち馬プロフィール】
◆ヴェローチェエラ(牡4)
騎手:佐々木大輔
厩舎:栗東・須貝尚介
父:リアルスティール
母:イプスウィッチ
母の父:Danehill Dancer
馬主:TORACING
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着　ヴェローチェエラ　10人気
2着　ハヤテノフクノスケ　6人気
3着　マイネルメモリー　14人気
4着　ディマイザキッド　1人気
5着　ランスオブクイーン　8人気
6着　アルナシーム　9人気
7着　サンストックトン　13人気
8着　ボーンディスウェイ　7人気
9着　キミノナハマリア　11人気
10着　トップナイフ　4人気
11着　マコトヴェリーキー　2人気
12着　マイネルモーント　3人気
13着　グランディア　5人気
14着　アウスヴァール　12人気

＜函館記念ダイジェスト＞

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