小倉11Rを制したグランアルティスタ(中央、カメラ・高橋 由二)
7月5日の小倉11R・マレーシアC(3歳上3勝クラス、芝1800メートル=11頭立て)は、単勝99・5倍で最低人気の
グランアルティスタが勝利した。勝ち時計は1分47秒0(良)。
スタートから促していって2番手の外を追走。リズム良く運んで4コーナー手前から早めにスパートを開始。残り200メートルで逃げた
ワンダイレクト(幸英明騎手)に並びかけた。小崎綾也騎手の右ステッキに応えてじわじわと脚を伸ばし、競り合いを首差で制してオープン入りを決めた。
小崎騎手は「集中力を欠く馬なので、そこを気をつけました。中団に潜り込ませるイメージだったけど、馬の気持ちを優先して先行させました。1800メートルは少し忙しいと思っていましたが、対応してくれたので、そこは褒めたいですね」と評価。寺島調教師は「想定よりもきれいにレースをしてくれました。速い脚を使う馬が後ろでごちゃついたり、いろいろ向いてくれましたね。障害練習を(小牧)加矢太がしっかりやってくれて、その効果もあったと思います」と振り返った。