「セレクトセール2025」(15日、ノーザンホースパーク)
新種牡馬
イクイノックス産駒が高額落札だ。当歳馬のセリが行われ、上場番号344番の「
ミッドナイトビズー25」(牡、父
イクイノックス)が5億8000万円(価格は全て税抜き)で落札され、ここまで2日間の最高額となった。落札者は14日の1歳部門で最高額となる4億2000万円で「
モシーン24」を落札した
ネブラスカレーシング。
注目の
イクイノックスの初年度産駒。1番手で登場した上場番号318番の「
キャンプロック25」が2億3000万円で落札されると、2番手の「
カレドニアロード25」も2億円と高額落札が続いている。なかでも注目がこの「
ミッドナイトビズー25」でリザーブ価格(最低落札価格)が1億円に設定された。スタートすると掛け声は止まらず、最終的に5億8000万円でハンマーとなった。
母ミッドナイトビズーは北米G1・5勝の名牝。父の
イクイノックスは天皇賞・秋連覇や有馬記念、ドバイシーマクラシック、宝塚記念、
ジャパンCなどG1を6勝した。22、23年の年度代表馬で、23年のワールドベストレースホースランキングで1位を獲得。25年には顕彰馬に選定されている。
イクイノックスの当歳は24頭が上場されている。
過去のセレクトセールでの史上最高価格馬は06年セレクトセール当歳の
ディナシー(牝、父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー)で、
グローブエクワイン
マネージメントが6億円で落札。同馬はデビューすることはできず、繁殖牝馬となっている。2位は24年の
エムズビギン(父
キタサンブラック、母デルフィニア2)の5億9000万。「
ミッドナイトビズー25」は歴代3位タイとなっている。