笑顔でポーズをとるレイチェル・キング(撮影・園田高夫)
“キング姐さん”が帰ってきた。
オーストラリアを拠点として活躍している
レイチェル・キング騎手(34)=英国=が、短期騎手免許を取得して再来日。17日は今週末に参戦する函館競馬場を訪れ、追い切りに騎乗した。
函館2歳Sではホッカイドウ競馬からJRAに転入した
エイシンディードの手綱を取る。初騎乗となるが、「2歳馬を乗る上では、メンタルが重要になります。レース前に
リラックスさせて、実戦でスイッチを入れられるか、そこが大事になります」と心構えを語った。
今年1月に来日した前回は、
コスタノヴァでフェブラリーSを制して女性騎手として初のJRA平地G1勝利を達成した。「毎回、日本へ行くのは楽しみですが、前回の来日でG1を勝つことができたので、これまで以上に楽しみにしていました」と笑顔を見せる。
短期免許期間は19日から8月18日まで。今週は函館、来週は新潟、その後は札幌で騎乗し、関屋記念(27日・新潟)では
カナテープとコンビを組む予定だ。来日するたびに存在感を増しているキング姐さんが、日本の夏競馬を盛り上げる。