「小倉記念・G3」(20日、小倉)
9番人気の伏兵
イングランドアイズ(牝5歳、栗東・安田)が直線で抜け出して重賞初制覇を決めた。勝ち時計は1分59秒9(良)。2着に3番人気の
シェイクユアハート、3着に2番人気の
ディープモンスターが入り、3連単は7万4990円だった。
牝馬唯一の参戦となった
イングランドアイズが鋭い伸び脚で、夏の名物ハンデ重賞を制した。最内枠から4番手を確保すると、直線で一気に抜け出した。
3歳時にはデイリー杯クイーンCとフ
ローラSで4着に入り、オークスに出走するなど将来を期待されたが、休養が多く、ここまで思うような結果を残せずにいた。格上挑戦の重賞で、最軽量51キロも生かして大きなタイトルをつかみ取った。
初コンビでVに導いた松若は「素直にすごくうれしい気持ちでいっぱいです。理想とするポジションで競馬をすることができました。直線を向いた時の反応も良く、これなら差し切れるなという伸びでした」と会心のレースを振り返った。自身は22年7月のラジオNIKKEI賞(
フェーングロッテン)以来の重賞制覇。「これを機に、もっともっと上を目指して頑張りたい」と力を込めた。