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名鉄杯ファンファーレはなぜ電車の“警笛音”? 誕生のルーツは約四半世紀前にあり

2025年07月30日 08:30

笠松駅付近を走る名鉄特急(c)netkeiba

 今年もおなじみの“メロディー”が競馬場に鳴り響く。今週末日曜の中京メインレースは名鉄杯(3歳上・L・ダ1800m)。同競走では毎年、名鉄特急のミュージックホーンをモチーフにした専用ファンファーレが使用される。しかしなぜ、レース前に特別な音色が流れるようになったのか、そしてその舞台裏とは。毎年生演奏を行う「名鉄ブラスバンド部」を直撃した。

 名古屋鉄道株式会社(通称:名鉄)は愛知県、岐阜県を基盤とする鉄道会社で、私鉄では全国第3位となる444.2kmの路線網を持つ。特急車両に搭載されている警笛(クラクション)が特徴的で、数秒から数十秒の間、音楽を奏でるように鳴る。赤や青を基調とした電車がミュージックホーンをBGMに駆け抜ける姿は、沿線住民や全国の鉄道ファンにとって、「名鉄」を象徴する風景となっている。

 そんな同社のブラスバンド部は、昭和30年代にルーツがあると伝わる歴史の長い社内クラブ。所属する高尾祐輝さんは、「古くはバイオリンなどの弦楽器もあり、音楽バンドのような感じだったそうです」と語る。現在は運転士や車掌をはじめ、車両整備や関連企業のスタッフ、OBなど総勢約20名で活動中。「博物館明治村」などの名鉄関連レジャー施設、笠松競馬場などで演奏している。

 名鉄杯でのファンファーレ披露は、2002年のレース創設当時から。きっかけは最寄り駅のリニューアルだった。01年に中京競馬場前駅が改修工事を終え、その記念式典で名鉄ブラスバンド部が演奏した際、居合わせた競馬場場長から「ミュージックホーンを使用したファンファーレを演奏してくれないか」と打診されたのだという。以来、曲のブラッシュアップを毎年続けながら、レースの盛り上げにひと役買っている。

 今年も名鉄ブラスバンドにとって、年に一度の大舞台が近づく。高尾さんは「ファンファーレは一発勝負なので、一音、一音を大切に演奏しています」とかける思いを口にした。当日の演奏は、「少し離れた客席のほうから聴いていただけると、音の偏りがなく、スピーカーからも音が聴こえて、実際のパノラマカーのような聴こえかたになります」と笑顔ですすめる。また、猛暑が予想されることから、「熱中症に気を付けて、演奏を楽しんでいただければ」と呼びかけた。

◇「競馬場とセットで楽しんで」名鉄社員おすすめの沿線スポットは?
 名古屋駅から特急・快速特急で20分少々の笠松駅は、笠松競馬場の最寄り駅でもある。「オグリキャップの出身地で、場内には銅像もある。アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』も放送された直後なので、ぜひ行ってみてほしい」と高尾さん。また、文中にも登場した「博物館明治村」は、犬山駅からバスで約20分。明治や大正時代の建物、古い路面電車などが再現され、レトロな雰囲気を味わえる。「時間があれば、中京競馬場とセットで楽しんでもらえれば」とおすすめスポットに挙げた。

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