「中京記念・G3」(17日、中京)
昨年3着のリベンジを果たすべく
エルトンバローズが参戦してきた。昨年のマイルCS2着以来となるが、1週前追い切りは栗東CWで6F79秒4-11秒1をマークし、3頭併せで豪快に最先着。復帰戦に向けて、文句なしの出来と言える。マイル路線のトップクラスと好戦してきた実力馬だけに、ここは正直負けられないところだ。
サマーマイルシリーズ開幕戦のしらさぎSを制した
キープカルムも有力候補。中団で末脚を温存し、直線で馬群を割って先頭に立つと、外から迫る2冠牝馬を1馬身差で退けた。暑さにも負けず、引き続き気配は良好。シリーズ連勝なら、夏のマイル王の座が見えてくる。
安田記念9着からの反撃を誓う
ウォーターリヒト。1週前追い切りは栗東坂路の併せ馬で4F53秒7-11秒9を記録して併入。パワフルな脚取りで登坂し、出撃態勢は整ってきた。2走前の東京新聞杯では大外一気で重賞初V。G1の厚い壁にはね返されたが、G3なら地力上位の存在だ。真夏の桶狭間から再進撃を開始する。
安田記念7着以来の
エコロヴァルツは、ここへ向けて豊富な乗り込みを消化して、順調に調整が進んでいる。23年朝日杯FSでは
ジャンタルマンタルの2着。マイルG3なら重賞タイトルに手が届いていい。
しらさぎSで3着に食い込み、復活をアピールした
コレペティトールや、4戦3勝の良血馬
ディアナザール、そして3歳牝馬
マピュースなども上位をうかがう。