今週の日曜日は、新潟競馬場で新潟2歳ステークス(GIII・芝1600m)が行われます。
過去10年の新潟2歳Sでは前走1600m組が8勝2着4回3着6回と良績を残しています。過去10年の新潟2歳Sはすべて1600mで開催されています。キャリアの浅い2歳馬同士の一戦になりますし、前走で同じ距離でのレース経験が強みになっていると考えられます。
また、前走からの間隔にも注意が必要です。過去10年の新潟2歳Sでは前走から中8週以内の馬が7勝2着7回3着7回となっています。夏場で調整が難しい時期でもありますので、前走からコンスタントに使われている馬の方が仕上げに苦労することなく、しっかりと力を出せる状態で出走できているのでこのような傾向になっているのではないでしょうか。
今年の新潟2歳Sでも前走の距離経験は重要になってくるはずですし、前走からの間隔にも十分注意しながら予想は組み立てたいところです。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年の新潟2歳Sでは【残った馬】の
トータルクラリティが6番人気で優勝し2着に
コートアリシアンが入線。さらに3着には【注目の穴馬】として取り上げた
プロクレイアが入り上位を独占しています!
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走から中9週以上で出走(ただし、前走1600m以上の馬は除く)
[0-0-0-12]複勝率0%
該当馬:
サンアントワーヌ(過去の該当馬:24年
スターウェーブ3番人気6着、17年
ムスコローソ1番人気12着)
※特に言及のない限り、データは過去10年の新潟2歳S(計10レース)を対象にしています。)
上位人気が予想される
サンアントワーヌが該当しました。
過去10年の新潟2歳Sでは前走から中9週以上の馬は3勝2着3回3着3回。前走から間隔が空いていたとしてノーチャンスではありません。ただし、馬券に絡んだ9頭はすべて前走で1600m以上に出走していました。
データ対象の新潟2歳Sはすべて新潟外回りの芝1600mで開催されています。前走で1600m以上に出走していた馬は、ある程度のスタミナが必要なレースを経験できていることから、間隔が空いていたとしても前走の経験が強みとなるため結果が出ていると考えられます。
一方、前走から中9週以上でそのレースの距離が1400m以下だった馬はすべて馬券圏外となっています。1600mよりも短い距離はスタミナよりも
スピードが求められますし、前走での経験が活かしづらいのでしょう。間隔が開いている馬については、前走でどのような距離のレースを経験しているかが取捨のポイントになりそうです。
該当馬に挙げた
サンアントワーヌは前走から中9週での出走。その前走は1400mとなっていますので、過去の傾向からすると大きな期待はしない方が賢明かもしれません。
前走は新馬戦にしてはペースが流れる展開。その流れを行きっぷりよく2番手追走と
スピード能力十分なところを見せていました。ただ、今回は1600mに距離が延びますし、直線の長い新潟外回りであることを考えると、道中でしっかりと溜めを利かせなければいけません。前走は気分よく走りすぎてしまっている印象を受けますし、道中で溜めを利かせる競馬を経験できていないことは気がかりな材料と言えます。
前走での経験がマイナスに働き、今回の新潟2歳Sでは力を出し切れないというシーンも十分に考えられます。人気で大きなリターンにも期待しにくいとなれば、多少なりとも本馬の評価を割り引いて考える必要があるのではないでしょうか。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。