8月30日(土)は中京・新潟・札幌の3場開催。29日正午の馬場状態は、新潟と中京が芝ダートともに良、札幌が芝稍重・ダート重となっている。
■名古屋城Sでハピがダートでの巻き返しを期す
中京11Rはダート1800mの名古屋城S(OP)。ハピは3歳時にチャンピオンズCで3着に入った実力馬。近2走は芝のレースを使われていたが、今回は得意のダート戦に戻ってきた。今回はハンデとの戦いになるが、実績のある舞台で巻き返しが期待される。対するは前走で強敵の
ダブルハートボンド相手に差のない2着の
ヴァンヤール、7カ月ぶりの実戦もケンタッキーダービー5着の実績が光る
テーオーパスワードなど。
■日本海Sで
ゲルチュタールがOP入りを狙う
新潟11Rは芝2200mの日本海S(3勝)。
ゲルチュタールは2走前の青葉賞で3着と好走し、前走の三田特別を快勝してここに臨む。長距離での安定感はメンバー屈指で、OP入りへ向けてここは負けられない一戦となる。対するは重賞でも好走歴のある
オールセインツ、半兄に14年の全日本2歳優駿を勝った
ディアドムスがいる
キャントウェイトなど。
■札幌日刊スポーツ杯で
ナグルファルが巻き返しを狙う
札幌11Rは芝2000mの札幌日刊スポーツ杯(2勝)。
ナグルファルは3走前のエリカ賞を制するなどデビュー2連勝を飾ったが、その後の弥生賞、京都新聞杯と重賞では結果が出ていない。今回は自己条件に戻っての仕切り直しの一戦。本来の走りを取り戻せるか注目が集まる。対するは前走で勝ち上がった良血馬
ミラージュナイト、現在2連勝中と勢いに乗る
ハートメテオなど。
■千歳特別で
リアライズカミオンが連勝を狙う
札幌10Rはダート1700mの千歳特別(2勝)。
リアライズカミオンは3カ月の休養を挟んで臨んだ前走が2着馬に0.6秒差をつける楽勝。これで3戦2勝とまだ底を見せていない。勝ちっぷりから即通用の器だろう。対するは休み明けも前走が強かった
ベンヌ、近2走連続2着と堅実な
オールマキシマムなど。
■すずらん賞で
スターオブロンドンが距離短縮での巻き返しを図る
札幌9Rは芝1200mのすずらん賞(OP)。
スターオブロンドンは距離延長のクローバー賞で伸び切れなかったが、ここは距離短縮での巻き返しを期す。対するは前走が好時計勝ちの
ショウナンカリス、距離短縮の2歳未勝利戦で即勝ち上がった
ウチュウノセカイなど。
■赤倉特別で
ジーティームソウが3連勝を狙う
新潟10Rは芝1800mの赤倉特別(2勝)。
ジーティームソウは3走前こそ着外だったが、前々走、前走と連勝して勢いに乗っている。今回は昇級初戦となるが、今の充実ぶりなら即通用しても不思議ではない。3連勝なるか。対するはクラス2戦目で慣れが見込める
フォルラニーニ、昇級初戦の前走で3着の
アスクセクシーモアなど。
■中京1Rで良血
チェルヴァーラが初勝利を目指す
中京1Rは芝2000mの2歳未勝利。
チェルヴァーラは半姉に二冠牝馬
チェルヴィニアがいる良血馬。初戦は3番手から伸び切れなかったが、ひと叩きされた今回は違うはず。巻き返しての初勝利を期待したい。対するは重賞勝ち馬
ワンダフルタウンの全弟
ワンダフルデイズ、新馬戦2着の
エチゴドラゴンなど。
■新潟5Rの新馬戦で
グランアレグリアの初仔
グランマエストロなどがデビュー
新潟5Rは芝1400mの新馬戦。21年マイルCS(GI)などGI6勝を含む重賞8勝を挙げた
グランアレグリアの仔で
エピファネイア産駒の
グランマエストロがC.ルメール騎手でデビューする。
■札幌5Rの新馬戦で
アルバートドックの半妹
ワラビガミ、
デルマソトガケの全弟
セスティーナなどがデビュー
札幌5Rはダ1700mの新馬戦。13年関東オークス(JpnII)を勝った
アムールポエジーの仔で、2024セレクトセール1歳1億5500万円(税抜き)、全兄に22年全日本2歳優駿など、重賞2勝を挙げた
デルマソトガケ(父
マインドユアビスケッツ)がいる、
マインドユアビスケッツ産駒の
セスティーナが武豊騎手でデビューする。また、半兄に16年七夕賞など、重賞2勝を挙げた
アルバートドック(父ディープインパクト)がいる、
リアルスティール産駒の
ワラビガミが落合玄太騎手でデビューする。
■中京5Rの新馬戦で
ディープボンドの全妹
ロゼアなどがデビュー
中京5Rは芝1400mの新馬戦。全兄に22年阪神大賞典など、重賞4勝を挙げた
ディープボンド(父
キズナ)がいる、
キズナ産駒の
ロゼアが高杉吏麒騎手でデビューする。
■節目の勝利までわずか
・坂井瑠星はJRA通算600勝まであと3勝、新潟で3鞍に騎乗。
・今村聖奈騎手はJRA通算100勝まであと2勝、新潟で4鞍に騎乗。