“メイ
ショウ”の冠名で競馬ファンに親しまれている馬主の松本好雄さんが8月29日未明に膵臓がんのため死去したと、代表取締役会長を務めていた株式会社きしろが2日、発表した。87歳だった。関係者によると、通夜・告別式は近親者のみで執り行われ、後日お別れ会が行われる予定。
武豊騎手(56)=栗東・フリー=は、松本さんについてJRAを通じて「突然の悲しいお知らせを耳にして信じられない気持ちです。松本さんには父の代から公私ともにお世話になり、今年も
メイショウタバルで宝塚記念を勝たせていただきました。松本さんご自身も個人馬主通算2000勝という大偉業を成し遂げられ、これからも競馬の発展のために益々ご活躍いただきたいと思っていた矢先の出来事で、悲しみに堪えません。これからは松本さんの意志を継ぎ微力ながらも競馬の発展のために頑張って行きたいと思っております。天国で父とともに競馬談義をしながら見守っていただければ幸いです。ご冥福をお祈りいたします」とコメント。
95年に小倉大賞典を勝った
メイショウレグナムを皮切りに、
メイショウカイドウ(04、05年小倉記念、05年小倉大賞典、05年北九州記念、06年七夕賞)、メイショウサムソン(07年天皇賞・秋)、
メイショウナルト(13年小倉記念)、そして今年の宝塚記念を制した
メイショウタバルと、メイ
ショウの馬でJRA重賞10勝を挙げている。