3Rを勝利したチュラブレイズ(左)と4Rを制したワイルドノブクン(右)(撮影:高橋正和)
3日の大井競馬で、父
エンパイアペガサス、父
ノブワイルドが相次いで産駒初勝利を記録した。
3Rの2歳五・六組(ダ1400m)では、道中後方から運んだ
チュラブレイズ(牡2、大井・堀千亜樹厩舎)が勝負どころからマクリ気味に追い上げ、直線で後続を突き放して3馬身半差で勝利した。
同馬の父
エンパイアペガサスは、岩手と南関東所属で活躍し、16年の岩手ダービーダイヤモンドC、17年の報知
グランプリC、18年のオグリキャップ記念など、地方重賞19勝を挙げた。21年暮れをもって現役を退き、引退後は
ヴェルサイユリゾート
ファームで種牡馬入り。初年度は7頭が血統登録されている。
4Rの2歳五・六組(ダ1200m)では、2番手を追走した
ワイルドノブクン(牡2、大井・赤嶺本浩厩舎)が直線で抜け出し、後方から鋭く追いこんだ2着馬の追撃をクビ差振り切って勝利した。
同馬の父
ノブワイルドは、
ロックバンド「TUBE」の前田亘輝氏が所有。18年、19年のオーバルスプリントを連覇するなど、南関東の短距離重賞で5勝を挙げた。21年の船橋記念で競走中止となり、同レース限りで引退。その後は白馬牧場で種牡馬入りし、初年度2頭、2年目3頭が血統登録されている。昨年12月20日、死亡したことが浦和競馬より発表された。