9月4日(木)、佐賀競馬場(曇・良)で行われたダート
グレード競走、第25回サマーチャンピオン(JpnIII・ダート1400m、出走10頭)は、道中3番手につけた3歳馬の
ヤマニンチェルキ(JRA)が、内から先頭に立った1番人気の
エンペラーワケア(JRA)をゴール前で差し切り、前走の北海道スプリントカップに続いてダート
グレード競走連勝を果たした。勝ちタイムは1分26秒9。2分の1馬身差の2着が
エンペラーワケア、クビ差の3着が追い込んできた
エコロクラージュ(兵庫)で地方馬最先着、4着が
ハッピーマン(JRA)、5着が
ジュゲムーン(高知)だった。去年の勝ち馬
アラジンバローズ(兵庫)は6着、2頭出走した地元佐賀勢は、
ニシノリンダが8着、
テイエムフォンテが9着だった。
勝った
ヤマニンチェルキは父
フォーウィールドライブ、母ヤマニンプチガトー(母の父ヤマニンセラフィム)の3歳牡馬。JRA栗東・中村直也調教師の管理馬。通算成績9戦5勝、重賞は2勝目とした。鞍上はJRAの岩田望来騎手。
レース後のコメント
1着
ヤマニンチェルキ(岩田望来騎手)
「少しひやひやしましたが、勝ててホッとしています。思った以上に馬の進みが良すぎて、前半は少し折り合いに苦労したのですが、最後はもうひと踏ん張りしてくれました。前半苦労したぶん、最後はどうかと思いましたが、4コーナーから直線に向いた時には勝負強さを見せてくれました。1400mは少し長くて、ギリギリの戦いでしたが、よく頑張ってくれました」
3着
エコロクラージュ(小牧太騎手)
「初めての砂を嫌がるところがありましたが、道中の手応えも良かったですし、動き出してからの動きも良かったです。最後は脚を余す内容でしたので、もったいなかったです」
4着
ハッピーマン(坂井瑠星騎手)
「スッと先行する形で、良いペースで行けましたし、出せる力を出し切って、最後まで頑張ってくれたと思います」
5着
ジュゲムーン(赤岡修次騎手)
「スタートは良かったですが、メンバー的にも控えました。出たなりで行く予定でしたし、その競馬はできました。斤量もあったと思いますが、着差はそれほどなかったですし、頑張ってくれました」
6着
アラジンバローズ(下原理騎手)
「状態面は前回よりは良かったと思います。4コーナーまでは悪くなかったですが、最後は切れのある馬にやられました」
(取材協力:うまかつ.net)