デビューVを飾ったフォルテアンジェロ(左、カメラ・荒牧 徹)
9月7日の中山5R・2歳新馬(芝1800メートル=12頭立て)は、1番人気の
フォルテアンジェロ(牡、美浦・上原佑紀厩舎、父
フィエールマン)が内めから脚を伸ばして白星発進を決めた。勝ち時計は1分48秒9(良)。
スタート後は先行争いに加わることなく、先団後ろのポジション。直線は狭い内のスペースから抜け出すと、ゴール前で脚を伸ばした
ソラネルマンの追撃を首差で退け、
フィエールマン産駒のワンツー決着となった。
戸崎圭太騎手は「返し馬からすごくおとなしくて乗りやすかった。レースも上手。狭いところでも切れる脚を使ってくれた。体が緩いので、先々が楽しみ」と伸びしろ十分の評価。上原佑紀調教師は「調教は動くけど、走りの
バランスを考えると半信半疑ではあった。しまいは自分が思っているよりも脚を使ってくれたのは想定外でしたね。乗りやすかったとジョッキーが言ってくれているし、厩舎としてそこを目指しているので良かったです。これから良くなる馬なので楽しみです」と初陣Vを喜んだ。