外から差し切るカンチェンジュンガ(撮影・石湯恒介)
「
セントウルS・G2」(7日、阪神)
8番人気の
カンチェンジュンガ(牡5歳、栗東・庄野)が直線豪脚を発揮してサ
マースプリントシリーズ最終戦を制した。勝ち時計は1分7秒4(良)。2着に2番人気の
ママコチャ、3着には1番人気の
トウシンマカオが入った。1着の
カンチェンジュンガはスプリンターズS(28日・中山)の優先出走権を獲得した。
川田との新コンビで臨んだ
カンチェンジュンガが鮮やかな差し切りで、2月の阪急杯に続く重賞2勝目を飾った。
カルチャーデイが先手を奪ったレースで脚をためると、直線で鋭い伸び。先に抜け出した
ママコチャをとらえると、外を追い込んだ
トウシンマカオも振り切り、ゴールに飛び込んだ。
初タッグで結果を導いた川田は「いい脚で届いてくれました。返し馬でいい馬と知ることができたので、この馬らしく競馬をしていこうと思いました」と快勝を振り返る。今後については「一戦だけで全てを把握できたわけではないですが、今回とてもいい内容で、馬も厩舎も自信になったと思います。無事に次に向かえれば」と話した。