チャレンジCを制したオールナットとモレイラ(撮影・石湯恒介)
「チャレンジC・G3」(13日、阪神)
2番人気の
オールナット(牡4歳、栗東・高野)が、マジックマンに導かれ、鮮やかに重賞初制覇を果たした。五分にスタートを切ると、中団後方の内をじっくり進む形に。1000メートル通過が58秒4というハイペースの中で脚をためると、直線へ向き一気に加速。ラチ沿いにスペースを見つけると即座に進路を切り替え、グングン伸びて上がり最速タイの脚で突き抜けた。鞍上の手腕も光る完勝の内容だった。2着に1番人気の
グランヴィノス、3着に4番人気の
マイネルクリソーラが入った。勝ちタイムは1分58秒0。3連単は1万2720円。
モレイラは「道中ではラチ沿いで、いいポジションだと自分でも思っていました。直線に入った時も何も問題はありませんでしたが、残り300メートルのところで少し渋滞になり、スペースが必要になりました。最後の200メートルでスペースができて、馬はすぐ反応してくれましたね」と相棒の奮闘をたたえる。短期免許取得後初の重賞でいきなり結果を出し、「日本で競馬に乗るのをいつも非常に楽しみにしています。そのうちの一つの理由が、競馬場の素晴らしい雰囲気をつくってくださるファンの方々です。いつも応援してくださってありがとうございます。これからも頑張ります」と喜びを口にした。