「神戸新聞杯・G2」(21日、阪神)
未勝利-1勝クラス連勝の勢いに乗って重賞に初挑戦する
ジョイボーイが17日、栗東CWで文句なしの動きを披露した。
ジョイボーイは栗東CWで単走追い。ゆったりとした気負いのない走りで、今にもはじけそうな手応えをグッとこらえて直線へ。グングン加速し、馬なりながら伸びやかな推進力抜群の動きが目を引いた。マークした時計は6F82秒2-37秒3-11秒1。笑みを浮かべた四位師は「動きは良かったね。言うことないんじゃないかな」と好感触を口にした。
芝2400メートルの未勝利戦、芝2600メートルの1勝クラスを連勝。メキメキと力をつけている同馬だが、「前走の小倉での内容が良かった。いい勝ち方だったからここ一本を目標にしてきた」と指揮官。スローペースのなかでもきっちり折り合うと、後方から上がり最速の脚でラ
イバルたちをまとめてとらえ、奥深さの光る一戦だった。
メンバーレベルは一気に上がるが、デビュー戦から一貫して長丁場で安定しているという点はかなりの強み。「折り合いに心配のない馬。しまいはいいところがある」とトレーナー。「春先とは全然違う。グンと良くなっているね。現時点でどのくらいやれるか」と話す目に力がこもる。いざ才能開花の時。ここを突破し、大舞台への切符を手に入れる。