スプリンターズS2025に出走予定のサトノレーヴ(今年3月撮影、ユーザー提供:おかおみさん)
どういうわけか、近年のスプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)は継続騎乗の成績がいい。近10回で見ると、継続騎乗が【8-8-5-72】の勝率9%、複勝率23%に対し、乗り替わりは【2-2-5-57】の勝率3%、複勝率14%だから、その差は明白。ちなみに同期間の8勝は、継続騎乗が勝利の条件とされる日本ダービーと同じだ。そこで今回は今年の主な継続騎乗馬を紹介する。
まずは
サトノレーヴ(牡6、美浦・堀宣行厩舎)だ。今年の高松宮記念でGI初制覇。その後は海外のG1を転戦し、チェアマンズスプリントプライズとクイーンエリザベスII世Sで2戦続けて2着に健闘している。ここでは日本馬に限ると実績、勢いともに一枚上。5戦連続6回目のコンビとなるJ.モレイラ騎手とも相性が良く、春秋ス
プリント制覇の期待は高まるばかりだ。
他にも継続騎乗の有力馬は多い。
ジューンブレア(牝4、栗東・武英智厩舎)は3戦連続で武豊騎手とのタッグ。近2戦は重賞で連続2着だが、大一番でタイトル獲得となるか。また、
ママコチャ(牝6、栗東・池江泰寿厩舎)は前走に続いて岩田望来騎手が手綱をとる。3年7カ月ぶりのタッグだった前走の
セントウルSは惜しくも2着だったが、大目標のここで巻き返しといきたい。