阪神4Rの第27回阪神ジャンプステークス(3歳以上障害J・GIII・芝3140m)は2番人気
ネビーイーム(小牧加矢太騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分29秒6(良)。半馬身差の2着に1番人気
ジューンベロシティ、さらに大差の3着に4番人気
ナリノモンターニュが入った。
ネビーイームは栗東・佐々木晶三厩舎の7歳牡馬で、父
キズナ、母ヴェルヴェットクイーン(母の父シングスピール)。通算成績は32戦5勝。
レース後のコメント
1着
ネビーイーム(小牧加矢太騎手)
「ソレイユジャンプSの時に絞れていて、少しプラス体重で厩舎が作ってくれました。調教から自信もありました。この距離で
ジューンベロシティとどうかなと思いましたが、1kgの斤量差のぶんもあるかなと思います。最終障害で
バランスを崩していましたので、脚元が心配ですが、順調に行けば、大きなところでチャンスがあると思います」
(佐々木晶三調教師)
「距離が短くても対応してくれました。いい形になりました。この後は、一か月放牧に出して、(中山大障害の)一か月前に栗東トレセンに入れて、じわじわと仕上げていきたいです。(中山大障害に)直行します。勝ち切ってくれて良かったです」
2着
ジューンベロシティ(高田潤騎手)
「馬のリズムは良く、状態も良く、仕上がりも良かったです。襷からやりたい競馬を勝ち馬にされました。ポジションを取られてしまいました。最後は斤量差もあったかと思います。後ろは離していますし、勝った馬も力をつけていて、この馬も力を見せてくれました。次がありますので、良い状態で迎えられればと思います」
3着
ナリノモンターニュ(五十嵐雄祐騎手)
「リズム良く競馬ができました。前半は上位馬と並んで競馬をしていて、ついて行きたかったのですが、襷の2個目の障害でトモを落とすところがあり、減速しました。そこからリズムを作り直して競馬をしました。それでも最低限の3着はキープしてくれて、悲観する内容ではなかったです」
4着
テイエムマジック(難波剛健騎手)
「昇級戦でよく頑張ってくれていますが、調教も少し足りなかったかもしれません。ゲートも未勝利の時よりポンと出てくれて、休養明けで気持ちはリフレッシュできていました。使って良くなると思います。このポジションで競馬できれば、安定して走れると思います」
5着
ジーククローネ(草野太郎騎手)
「初めてのコースで探りつつでしたが、
スピードは見劣りしませんでした。このクラスでも障害間で前と詰められる
スピードは大きな武器です。今日は障害の精度がそこまで高くなかったです。まだ馬も若いので、これから良くなってくれるのではないかと思います」