来月5日の凱旋門賞(パリロンシャン芝2400メートル)に向けて仏
シャンティイで調整を続ける
アロヒアリイ(牡3=田中博)が23日、エーグル調教場の芝周回コースで1週前追いを消化した。山崎助手を背に6Fから併せ馬。道中うまく
スピードをコントロールしながら絶妙なサジ加減で負荷をかけ、馬体を併せたまま駆け抜けた。山崎助手は「速い時計は出さなかったけど馬の後ろで折り合えるか、また馬と併せた時にどう反応するか、また心肺機能の高さに問題はないか確認しました。折り合い面は思った以上にうまく走れていたし、課題の一つでもある手前の変換についても問題なくできたかな、という感じ。今日の調教に関しては満足できる内容だったと思います」と好感触だ。
先月16日に
ドーヴィルのギヨームドルナノ賞を3馬身半差で快勝し、そこから中6週で本番へ。遠征初戦で結果を出したことで現地でも注目度が高まっている。「皐月賞(8着)から4カ月ぶりで前走に臨み、そこから1カ月半で凱旋門賞へ。ある程度タフな馬場になると思うし、そういう馬場でも力を発揮できるよう、疲れを残さないことを意識して調整しています」と決戦ウイークを見据えた。