「新馬戦」(27日、阪神)
土曜阪神5R(芝2000メートル)でデビューする
クラウンインジエア(牡2歳、父
モーリス、栗東・藤岡)。全兄には1勝クラスから5連勝で22年金鯱賞を制し、翌年の大阪杯王者に輝いた
ジャックドールがいる厩舎ゆかりの血統だ。
1カ月半にわたり乗り込みを重ね、仕上がりは上々。G1馬の兄よりも約2カ月早く初陣を切る。その兄も担当した石川厩務員は「お兄ちゃんと同じで素直だけど、我も強いところがある。体はより
モーリスっぽいです。もちろん成長は先だけど、今できる走りを見せてほしいです」と期待を膨らませる。
24日の栗東CWでは高杉を背に6F86秒4-37秒4-11秒4をマークして併せた
ロードトレイル(4歳3勝クラス)と併入した。鞍上は「徐々に良くなっていた。しまいに余裕があったし、馬場の悪い所でもしっかり動けていた」と好感触。兄譲りの快足を初戦から発揮したい。