フランスの競馬統括機関フランスギャロは1日、凱旋門賞(フランスG1、5日、芝2400メートル)が行われるパリロンシャン競馬場の最新の馬場状態を発表した。
フランスギャロはペネトロ
メーター(円すい形の1キロの重りを1メートルの高さから馬場に落とし、何センチ沈んだかで判定)という測量機器を使用し、数値で馬場状態を発表している。1日、午前10時22分(現地時間)の時点でパリロンシャンはこの数値が3.5で、10段階ある馬場表記の最も乾いた状態から6番目の
スプル(JRA表記=重馬場)。前々日はペネトロ
メーターの数値が3.7、前日は3.6だった。これが3.4になると同5番目のボン
スプルでJRA表記やや重となる。
ただ、今週パリの天気は週初めから予報が変わり、金曜、土曜と傘マークが出ている。木曜は晴れ予報だが金曜は曇り時々雨、降水確率70%で降水量は2〜6ミリ、予想される当日の馬場は
スプルか同7番目のトレ
スプル(JRA表記=重馬場)とした。
芝は仮柵を外し、今年もオープンストレッチを開放。直線ラスト450メートルから内側6メートルに
グリーンベルトが発生する。
日本馬は
アロヒアリイ(牡3=田中博、父
ドゥラメンテ)、
クロワデュノール(牡3=斉藤崇、父
キタサンブラック)、
ビザンチンドリーム(牡4=坂口智、父
エピファネイア)が出走を予定している。
過去10年(16、17年は
シャンティイで開催)の勝ち馬と馬場状態は以下の通り。
15年
ゴールデンホーン=ボン(最も乾いた状態から4番目=良)
16年
ファウンド=ボン(良)
17年
エネイブル=
スプル(重)
18年
エネイブル=ボン(良)
19年
ヴァルトガイスト=トレ
スプル(〃7番目=重)
20年
ソットサス=トレルール(〃10番目=不良)
21年
トルカータータッソ=
コロン(〃8番目=重)
22年
アルピニスタ=トレ
スプル(重)
23年
エースインパクト=ボン
スプル(やや重)
24年
ブルーストッキング=トレ
スプル(重)