1日(水)、稍重馬場の船橋競馬場で行われたダート
グレード競走の第72回日本テレビ盃(JpnII・1800m 出走10頭)は、序盤は5番手追走から4コーナーで3番手に押し上げた
フォーエバーヤング(JRA)が直線で堂々抜け出す快勝で、単勝1.1倍の圧倒的支持に応えた。勝ちタイムは1分52秒2。
2馬身半差の2着が2番手追走の2番人気
レヴォントゥレット(JRA)、さらにアタマ差の3着には7番人気の
ホウオウトゥルース(船橋)が追い込んだ。4着には3番人気
キングズソード(JRA)、5着に
ギガキング(船橋)が入っている。
勝った
フォーエバーヤングは父
リアルスティール、母フォエヴァーダーリング(その父Congrats)という血統の4歳牡馬で、JRA栗東・矢作芳人調教師の管理馬。通算成績は12戦9勝(うち地方5戦5勝)。坂井瑠星騎手は昨年の
ウィリアムバローズに続いて日本テレビ盃連覇となった。
レース後関係者コメント
1着
フォーエバーヤング(坂井瑠星騎手)
「負けられなかったのでホッとしました。休み明けとしては申し分ない状態でしたし、次のアメリカに向けても結果も内容も必要なレースだったと思いますし、良い内容だったと思います。久しぶりに砂を被る経験もさせたかったので、やはり久々の分、少しモタモタしたのですが、それでも慌てずに乗っていました。4コーナー先頭でどれだけ突き放すかというイメージだったのですが、イメージ通りでした。
(次も期待していいですね? の問いに)はい、もちろんです。アメリカで勝つためにやってきていますので。応援お願いします。 次のBCクラシックは本当にダートの最強馬たちが集まるレースなので、皆さんの声援も力になりますので、日本から応援してください。よろしくお願いします」
2着
レヴォントゥレット(岩田望来騎手)
「スタートが速かったですし、ハナに行けたらと思いましたが、
ライトウォーリアを行かせる形になりました。ハイペースになりましたし、追いかける必要はないかなと思いました。3コーナーで
フォーエバーヤングが上がってきて、食らいつけたら良かったのですが、最後は苦しくなってしまいました。それでも見せ場を作って、2着に頑張ってくれました」
3着
ホウオウトゥルース(岡村健司騎手)
「この中間は状態が上がっていると感じていました。必ず末脚を使ってくれる馬ですし、今日は展開や馬場、全てが向きました」
4着
キングズソード(藤岡佑介騎手)
「無事に復帰できて良かったです。雰囲気的には、気合い乗りは帝王賞に比べると、久しぶりかなという感じで、どこまで走れるかなと思っていました。追走や行きっぷりは期待以上に良くて、3コーナーでは見せ場を作ってくれました。最後も離されず食らいついていました。今後も無事に行ってくれれば良いですね」
6着
ライトウォーリア(吉原寛人騎手)
「スタートが良かったので、馬なりで行きたかったのですが、主張すると引っ掛かってしまいました。抜かれると苦しい部分がありました」
(取材:米田元気、小島友実)