◆凱旋門賞追い切り(1日・コワイラフォレ調教場)
栗毛の馬体が軽やかに駆け抜けた。
ビザンチンドリームは国分優(レースはマーフィー)が騎乗し、コワイラフォレの芝コースで追い切った。柔らかい身のこなしで、重たい馬場でも推進力は落ちなかった。坂口調教師は「すごくいい動き。
パワーアップしましたね。心身ともに成長しています。フレッシュでいい状態にあります」と満足そうな表情を浮かべた。
前走のフォワ賞で、難敵
ソジーを撃破。「起伏のあるコースでも上手に走れていました」とパリロンシャンの2400メートルも克服した。普段の調整でも、
リラックスした姿が印象的で、環境もマッチしている。「スイッチが入ってもコントロールできています。現状では言うことがないくらいの仕上がりです」と指揮官。名手マーフィーを背に、偉業達成を目指す。