フランスの競馬統括機関フランスギャロは2日、凱旋門賞(フランスG1、5日、芝2400メートル)が行われるパリロンシャン競馬場の最新の馬場状態を発表した。
フランスギャロはペネトロ
メーター(円すい形の1キロの重りを1メートルの高さから馬場に落とし、何センチ沈んだかで判定)という測量機器を使用し、数値で馬場状態を発表している。2日、午前10時7分(現地時間)の時点でパリロンシャンはこの数値が3.4で、10段階ある馬場表記の最も乾いた状態から5番目のボン
スプル(JRA表記=やや重)。3日前は3.7、前々日は3.6、前日は3.5で、いずれも同6番目の
スプル(JRA表記=重)だった。ペネトロ
メーターの数値が示すように徐々に水分が抜けている。
ただ、パリの天気予報は金曜、土曜と傘マークが出ている。金曜は天気が変わりやすく、降水確率80%で降水量は3〜6ミリ、土曜は曇り時々雨で降水確率70%、降水量は2〜6ミリ。予想される当日の馬場は前日と変わらず、
スプルか同7番目のトレ
スプル(JRA表記=重)とした。
芝は仮柵を外し、今年もオープンストレッチを開放。直線ラスト450メートルから内側6メートルに
グリーンベルトが発生する。
日本馬は
アロヒアリイ(牡3=田中博、父
ドゥラメンテ)、
クロワデュノール(牡3=斉藤崇、父
キタサンブラック)、
ビザンチンドリーム(牡4=坂口智、父
エピファネイア)が出走する。
過去10年(16、17年は
シャンティイで開催)の勝ち馬と馬場状態は以下の通り。
15年
ゴールデンホーン=ボン(最も乾いた状態から4番目=良)
16年
ファウンド=ボン(良)
17年
エネイブル=
スプル(重)
18年
エネイブル=ボン(良)
19年
ヴァルトガイスト=トレ
スプル(〃7番目=重)
20年
ソットサス=トレルール(〃10番目=不良)
21年
トルカータータッソ=
コロン(〃8番目=重)
22年
アルピニスタ=トレ
スプル(重)
23年
エースインパクト=ボン
スプル(やや重)
24年
ブルーストッキング=トレ
スプル(重)