フランスの競馬統括機関フランスギャロは4日、凱旋門賞(フランスG1、5日、芝2400メートル)が行われるパリロンシャン競馬場の最新の馬場状態を発表した。
フランスギャロはペネトロ
メーター(円すい形の1キロの重りを1メートルの高さから馬場に落とし、何センチ沈んだかで判定)という測量機器を使用し、数値で馬場状態を発表している。4日、午前10時2分(現地時間)の時点でパリロンシャンはこの数値が3.8で、10段階ある馬場表記の最も乾いた状態から7番目のトレ
スプル(JRA表記=重)。5日前は3.7、4日前は3.6、3日前は3.5、前々日は3.4、前日は3.3だった。これが3.2なら同4番目のボンとなり、JRA表記は良馬場。ペネトロ
メーターの数値が示すように徐々に水分が抜けていたが過去24時間で9ミリの雨が降り、やや重から重馬場に逆戻りとなった。
当日もパリは天気が変わりやすく、3〜5ミリの雨が降る可能性があり、予想される当日の馬場はトレ
スプルとした。
芝は仮柵を外し、今年もオープンストレッチを開放。直線ラスト450メートルから内側6メートルに
グリーンベルトが発生する。
過去10年(16、17年は
シャンティイで開催)の勝ち馬と馬場状態は以下の通り。
15年
ゴールデンホーン=ボン(最も乾いた状態から4番目=良)
16年
ファウンド=ボン(良)
17年
エネイブル=
スプル(〃6番目=重)
18年
エネイブル=ボン(良)
19年
ヴァルトガイスト=トレ
スプル(重)
20年
ソットサス=トレルール(〃10番目=不良)
21年
トルカータータッソ=
コロン(〃8番目=重)
22年
アルピニスタ=トレ
スプル(重)
23年
エースインパクト=ボン
スプル(〃5番目=やや重)
24年
ブルーストッキング=トレ
スプル(重)